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2025.05.28
高価なブランド品に付属する「保証書」は、正規品である証明や修理対応を受ける際に欠かせない重要な書類です。
しかし、うっかり紛失してしまったり、購入時に受け取っていなかったりすることもあるのではないかと心配になる方もいるでしょう。
そこで本記事では、「保証書を再発行してもらうことは可能か?」という疑問に加え、保証書がない場合の修理対応や中古買取時の査定への影響など、知っておきたいポイントを解説します。
ブランド品を購入した際に発行される「保証書(ギャランティカード)」は、その商品が正規品であることを証明し、メーカー保証の内容を明記した大切な書類です。
多くの場合カード型になっており、購入日や購入店、シリアル番号などが記載されています。
保証書が付属していることで、購入したブランド品が正規ルートで流通した本物であることや、一定期間の修理保証を受けられることが確認できます。
また、メーカー修理の際や中古市場での売却時にも、保証書は非常に重要な役割を果たします。
ブランドの保証書は、単なる紙片ではなく、購入者にとって非常に重要な意味を持つ書類です。主に以下の二つの役割があります。
以下では、それぞれの重要性について詳しく解説します。
高価なブランド品には、偽物が数多く出回る傾向があります。
保証書が付属していることで、正規販売ルートを通じて購入された本物であるという証拠になり、真贋の判定にも役立ちます。
人気ブランド品の場合、模倣品には保証書が付いていないケースがほとんどです。
さらに、中古市場での取引でも、保証書付きのほうが信頼度が高く、購入希望者に安心感を与える要因となります。
例えば、ロレックスなどの高級時計の場合、保証書の有無で査定額に数万~数十万円(約10%前後)の差がつくこともあり、その価値に直結する非常に大切な書類です。
保証書には、購入日や販売店名などが明記されています。メーカーの保証期間内であれば、保証書を提示することで無償修理が可能です。
購入後間もない時期に不具合が発生した場合でも、保証書があれば無料で対応してもらえる可能性があります。
一方、保証書を紛失していると、保証期間内であっても無償修理を断られる場合があります。
メーカーによって保証期間は異なりますが、一般的には購入日から1~3年程度が多く、期間内ならば無料の修理や部品交換を受けられます。
また、定期的なオーバーホールやクリーニングなどのアフターサービスでも保証書の提示を求められることがあるため、購入後は必ず保管しておきましょう。
高価なブランド品の保証書を紛失してしまった場合、メーカーに再発行を依頼できるのか気になる方もいるでしょう。
ここでは、再発行が可能かどうかと紛失した際の対処法について説明します。
一度紛失した保証書をメーカーや販売店で再発行してもらうのは、極めて難しいと考えるべきです。
保証書には正規品であることを示す重要な情報が記載されており、メーカー側は商品がユーザーの手に渡った後に「正規品」と再度確認することができません。
特に保証期間が過ぎている場合は、なおさら再発行は受け付けてもらえないのが一般的です。
多くのメーカーが公式に「保証書の再発行は不可」と案内しているため、基本的には再発行はできないという認識を持っておきましょう。
保証書を紛失した場合、多くの人はまず購入店やメーカーへ問い合わせることを考えます。
実際に問い合わせても、新しい保証書を発行してもらえるケースはほとんどありません。
しかし、購入履歴や製品の登録情報が確認できれば、無償修理を受けられる可能性があります。
たとえば、購入時のレシートやオンライン登録情報があれば、保証書なしでも無償修理に応じてもらえた事例もあります。
あくまで保証書そのものの再発行は期待できませんが、商品に不具合が出た場合はメーカーに相談してみる価値はあるでしょう。
ブランドによっては、購入時に保証書をそもそも発行しない場合も存在します。
この場合、購入者には店舗のレシートやケアカードのみが渡されるため、「保証書がない=紛失した」というわけではありません。
これらのブランドでは保証書の代わりに、購入証明としてのレシートが重要となるので、失くさないように保管をしておくようにしましょう。
また、正規販売店以外のルートで入手したブランド品(並行輸入品など)の場合、メーカー保証書が発行されない、または未記入のままの場合があります。
ブランド品をより高く売却したい場合、保証書を揃えて査定に出すことが重要です。
買取業者からすれば、真贋判定が容易で再販がスムーズになるため、保証書付きの商品には高額査定をつけやすくなります。
逆に保証書が無いと査定額が控えめになる傾向があるため、将来的に売却を検討している方は、保証書は大切に保管しておくとよいでしょう。
保証書が無いブランド品は、売却や修理対応が難しくなるのではないかと心配になるかもしれません。
しかし、実際には保証書がなくても売却やアフターサービスを受けられるケースもあります。
ただし、保証書がある場合と比べると、買取価格や対応に違いが出ることがあります。
以下で、保証書なしの場合の買取と修理について解説します。
保証書がなくてもブランド買取店で査定は可能です。
買取業者の専門スタッフであれば、商品に刻印されたシリアル番号や外観などから真贋を判断できるため、保証書がなくても本物であれば問題なく買い取ってもらえます。
実際に「保証書なし歓迎」と掲げる買取店もあるほどで、保証書が無いことを理由に完全に買取拒否されることはほとんどありません。
保証書の有無によって査定額に差が出るのは一般的です。
保証書付きの商品は信頼度が高く再販しやすいため、数千円から数万円単位で買取価格が上乗せされる場合があります。
特に高級時計や高額なバッグなどは、保証書の有無で査定額に10%前後の開きが生じることもあります。
少しでも高く売りたい場合は、保証書をきちんと保管して査定に出すのがおすすめです。
保証書を紛失していても、メーカー修理を受け付けてもらえるケースは多く見られます。
シリアル番号などで正規品と確認できれば、有償にはなりますが修理対応は可能です。
たとえばルイヴィトンやエルメス、ロレックスなど、多くのブランドで保証書の提示がなくても修理を断られることは少ない傾向にあります。
無償修理を受けたい場合は、保証書の代わりに購入を証明できるレシートや登録情報を提示すると対応してもらえる可能性があります。
困ったときはまずメーカーや正規店に相談してみることをおすすめします。
小さなカード型の保証書は意外と紛失しやすいため、購入時からしっかり保管しておくことが大切です。
特に高額なブランド品の保証書を失くしてしまうと後々困ることが多いため、以下のように工夫して管理しましょう。
保証書は商品本体とは別の場所に、専用ファイルやケースを用意してまとめて保管するのがおすすめです。
箱の中や引き出しに雑多にしまい込むと、いつの間にか紛失するリスクが高まります。
購入時に付属する説明書やタグなどと一緒にまとめ、必要なときにすぐ取り出せるように保管場所を決めておきましょう。
高価な品であれば、保証書をコピーして情報を控えておくのも有効な方法です。
レシートや納品書などの購入証明も、保証書とセットで保管しておくと便利です。
これらは購入日や購入店を示す証拠になり、保証書の代わりとして修理や査定時に役立つ場合があります。
オンライン購入の場合は納品書が同梱されていることが多いので、うっかり捨てないよう注意してください。
メーカーが製品登録システムを用意している場合は、購入直後に登録しておくことで保証情報をデータ上に残せます。
こうした手段を活用して、いざというときにスムーズに対応できるよう備えておきましょう。
ブランド品に付属する保証書は、正規品であることを証明し、修理保証を受けるためにも重要な書類です。
保証書は基本的に再発行が難しいため、紛失すると保証期間内でも無償修理を受けられない場合があります。
それでも、保証書が無くても買取や有償での修理が可能なケースが多いので、あきらめずに専門店やメーカーに相談してみましょう。
今後ブランド品を売却する際には査定価格に大きな影響を与えるため、保証書や購入証明はしっかり保管しておくことが大切です。