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プラチナの需要が変化する理由とは?今後の価格動向に影響する要因も解説

2025.04.02

プラチナは、古くから高い需要を誇り、その希少性と多用途性が大きな魅力となっています。

近年、プラチナの価格が上昇している背景には、様々な分野での需要拡大が影響しています。

この記事では、近年のプラチナ需要の変化や、今後の価格動向に影響を与える要因について詳しく解説いたします。

今後の市場予測や投資判断の材料としてぜひご参考にしてください。



 

プラチナの需要変化が重要な理由

プラチナ

プラチナの需要の変化は、プラチナの価格に大きな影響を与えるため、プラチナ投資を行う場合はしっかりと理解しておく必要があります。

プラチナは、自動車の排ガス浄化装置や電子部品、医療機器など、幅広い産業分野で不可欠な素材です。

特に、世界のプラチナの需要の約40%は自動車産業が占めており、各国の環境規制や景気動向がプラチナの価格に与える影響は非常に大きいと言えます。

また、金やパラジウムと同様に、ロシア・ウクライナ戦争や米中関係の緊張などの地政学的リスクの回避やインフレ対策としての資産という側面も持ち合わせています。

金は資産としての需要の変化が価格変動の主な要因となりますが、プラチナはそれだけでなく、世界の経済動向にも強く左右されるため、投資を検討する際には、その点を十分に考慮する必要があります。


 

プラチナの需要が高い産業分野

プラチナ

プラチナは、その優れた化学的特性により、産業用途を中心に幅広い分野で活用されてきました。

特に、自動車産業や医療分野では、その特性を活かした技術革新が進み、プラチナの需要を押し上げる要因となっています。

ここでは、これらの分野においてプラチナがどのように活用されているのか、詳しくご紹介いたします。

 

自動車産業におけるプラチナの重要性

自動車の排ガス浄化装置である「触媒コンバーター」には、プラチナやパラジウム、ロジウムなどの貴金属が用いられており、一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)などの有害物質を分解あるいは転換し、有害性を低減させる機能を担っています。

特に、ディーゼル車においては、ガソリン車より燃費効率が高く、CO2排出量を抑えられる一方、排ガスが高温であるため、より過酷な条件下での排ガス処理が必要となります。

数ある貴金属の中でも、プラチナは高温でも浄化性能を失いにくく、耐久性にも優れているため、ディーゼルエンジンの排ガス対策には特に有効な素材とされています。

近年、地球温暖化対策や大気汚染防止の観点から、世界各国で排ガス規制が強化される傾向にあり、これに伴い触媒コンバーターでのプラチナの使用量も増加しています。

その結果として、プラチナの需要がさらに高まっているのです。

また、自動車産業において電動化が進む中でも、燃料電池車(FCV)ではプラチナが触媒として使用されており、今後の技術革新とともに需要が拡大する可能性があります。

自動車産業が変革期を迎える中でも、プラチナをはじめとする貴金属触媒は引き続き重要な役割を果たし続けると考えられます。


 

医療分野におけるプラチナの重要性

プラチナは、耐久性や耐腐食性に優れていることから、医療分野で非常に重要な役割を果たしています。

特に、アレルギー反応が極めて少ないとされる特徴により、長期的に体内に留置する医療器具などの製造に適していると言われています。

例えば、ペースメーカーでは、本体やリード線の部分にプラチナが採用されており、耐久性と生体適合性の高さが求められる重要な部位を支えています。

また、歯科治療のインプラントの一部にプラチナが活用されるケースがあり、金属アレルギーを引き起こしにくく、長期間安定して機能する点が評価されています。

さらに、プラチナを原料とした抗がん剤も開発されており、がん治療において重要な地位を確立しています。

高齢化社会の進展による医療需要の増加や先進国における高度医療の普及などを背景に、プラチナの使用量は今後も着実に増加していくと考えられています。


 

プラチナ価格が下落した歴史的な出来事

プラチナ

プラチナの価格は、自動車産業における需要の変化や地政学的リスク、さらには代替金属の台頭によって、これまで大きな変動を繰り返してきました。

特に、2008年の金融危機以降、プラチナを取り巻く市場の構造が大きく変化し、プラチナ価格は長期的な下落トレンドに入りました。

ここでは、プラチナ価格の下落を引き起こした歴史的な出来事についてご紹介いたします。

 

リーマンショック

2008年のリーマンショックは、プラチナの市場相場の大きな転換点となりました。

リーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに世界的な金融危機が広がり、各国の経済にも深刻な打撃を与えたことで、プラチナの価格や需要構造にも大きな変化が生じたのです。

リーマンショック前の2008年7月頃まで、プラチナは1グラムあたり7,000円前後という高い水準で推移していました。

当時、世界的な景気拡大や自動車産業の好調を背景に、排ガス浄化触媒用を中心とするプラチナの需要が高かったため、価格が高騰していたのです。

しかし、リーマンショック後は世界経済が急激に冷え込み、自動車産業をはじめとする多くの製造業が、生産調整や設備投資の縮小を余儀なくされました。

その結果、排ガス浄化触媒に使われるプラチナの需要が急減するとともに、投資家がリスク回避のために資金を引き揚げたことが重なり、プラチナ相場は急落しました。

2008年12月には、1グラムあたり2,800円前後まで下がるという大幅な下落を記録しています。

 

ディーゼルゲート事件

2015年に発覚した自動車メーカーによる排ガス不正問題は「ディーゼルゲート事件」と呼ばれ、世界に衝撃をもたらしました。

とりわけ欧州では、元々ディーゼル車の普及率が高く、各国政府もディーゼルエンジンを環境対策に有利とみなして優遇策をとっていました。

しかし、この事件を契機にディーゼル車の信頼性が大きく損なわれ、規制強化や市場のイメージ悪化を招いたのです。

その結果、ディーゼル車の新車販売台数は急減し、排ガス浄化触媒として使用されていたプラチナの需要が激減したため、プラチナ価格が大きく下落しました。

さらに、この事件をきっかけに、自動車メーカーはディーゼル車からガソリン車やハイブリッド車へのシフトを一層明確にしました。

同時に、排ガス浄化触媒をプラチナから安価なパラジウムへと置き換える動きが進んだことで、プラチナ価格の下落を更に加速させることとなったのです。



 

今後のプラチナの価格動向に影響を与える要因

プラチナ

近年、プラチナの需要と供給のバランスが変化しつつあり、今後の価格動向にも大きな影響を与える可能性があります。

ここでは、今後のプラチナの需要に影響を与える産業分野の動向や、供給状況についてご紹介いたします。

 

電気自動車の普及による需要の増加

世界的な自動車メーカーが次々とEV(電気自動車)へのシフトを表明し、各国政府も補助金制度を導入してEV車の普及を強く後押ししています。

EV車は排ガスが発生せず、排ガス浄化用の触媒としてのプラチナが不要になるため、EV車の急速な普及は「プラチナの需要の減少要因」として捉えられがちです。

しかし、EVの普及が必ずしもプラチナの需要を減少させるわけではなく、むしろ、水素燃料電池車(FCV)の拡大に伴い、新たな需要が生まれる可能性があります。

水素燃料電池の電極触媒にはプラチナが不可欠であり、現在の技術では実用的な代替金属が見つかっていません。

そのため、EV市場の中でもFCVの普及が進めば、プラチナの需要は新たな形で高まる可能性があります。

このような理由から、従来の内燃機関車から電気自動車への転換は、プラチナの市場相場の大きな転換点になると考えられています。

 

再生可能エネルギーの普及による需要の増加

パリ協定に基づく脱炭素社会の実現に向けて、世界各国で再生可能エネルギーの導入が加速しています。

特に、太陽光発電や風力発電を活用したクリーンエネルギーの普及が進む中で、プラチナの新たな需要が生まれつつあります。

その一例として、太陽光発電を利用した水素生成があります。

水の電気分解によって水素を生成する際、電解槽の電極材料としてプラチナが使用されるため、この分野での需要拡大が期待されています。

さらに、再生可能エネルギーの大規模導入に伴い、電力の安定供給を支える電力貯蔵システムの開発が不可欠となります。

この分野でも、プラチナを活用した新技術の研究が進められており、燃料電池や水素エネルギーの効率的な貯蔵と、その利用技術が今後の課題として挙げられています。​​​​​​​​​

 

様々な課題による供給の制約

世界最大のプラチナ産出国である南アフリカでは、深刻な問題が山積しており、生産の安定性が揺らいでいます。

南アフリカでは、慢性的な電力不足により採掘作業がたびたび中断され、労働争議の頻発や採掘深度の増加に伴うコスト上昇も大きな課題となっています。

さらに、環境保護の観点から新規鉱山の開発が厳しく制限されていることも、供給が安定しにくい要因の1つです。

また、ジンバブエやロシアといったほかの産出国でも、技術的な課題や政治的不安定という課題を抱えており、供給量の大幅な増加は見込めない状況です。

このような状況を踏まえると、プラチナの供給制約は今後も継続すると考えられ、供給不足が価格の変動要因となる可能性が高いと言えます。

 

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