【営業時間】10:00 ~ 19:00/不定休
2024.11.06
1755年に創業したヴァシュロン・コンスタンタンは、高級時計ブランドのなかでも特に長い歴史があり、時計愛好家を中心に人気を集めています。
ヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計の購入を検討している方や、愛用している方のなかには、オーバーホールについて疑問がある方もいるでしょう。
今回は、腕時計のオーバーホールについて確認するとともに、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーホールの特徴や流れ、期間、料金などを紹介します。
オーバーホールは、腕時計を分解して部品の点検・洗浄・交換・調整する作業の事です。
「今のところ不具合はないからオーバーホールは必要ない」「時間やお金をかけたくない」と考えている方もいるでしょう。
しかし、オーバーホールをしないと、潤滑油の劣化や部品の摩耗が進行し、腕時計が正常に動きにくくなる可能性があります。
腕時計が壊れてから対処すると、高額な修理費用がかかったり、最悪の場合は修理ができない場合もあります。したがって、大切な腕時計を長持ちさせるためには、定期的なオーバーホールが必要です。
なお腕時計を長持ちさせるには、それに加えて、日々のお手入れも大切です。
ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーホールは、「コンプリートサービス」と呼ばれ、定期的に受けることが推奨されています。。
具体的な頻度は、機械式時計(手巻時計・自動巻時計)は3~5年に1回、クォーツ式時計は6~7年に1回です。複雑機構のモデルは、より高い頻度での点検が必要となるでしょう。
ヴァシュロン・コンスタンタンでは、創業時からすべての腕時計がメンテナンスの対象となり、並行輸入品や中古品も同様です。
並行差別とは、正規品と並行輸入品でアフターサービスの内容や料金に差を設けて、正規代理店が顧客を優遇するための制度です。
具体的には、正規代理店で購入した商品に対して、アフターサービス料金の割引や、修理・交換の際に優先的に対応するなどの特典が提供されます。
ヴァシュロン・コンスタンタンでは、並行輸入品や海外購入品でも、正規品と同様のアフターサービスが受けられるため安心です。
ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーホールであるコンプリートサービスは、正規サービスセンターのリシュモンジャパンカスタマーサービスが請け負います。
ここでは、正規サービスセンターにおけるコンプリートサービスについて、大まかな流れを紹介します。
状態に応じた最適なメンテナンスをするために、腕時計の持ち主に着用方法や動作状況を確認します。
そして精度・磁性・防水機能などを検査し、不具合の有無を確認します。
ストラップやブレスレットを取り外し、ケースを分解します。さらに、ムーブメントを取り出し分解して摩耗や欠損をチェックし、必要に応じて部品を交換します。
パーツの超音波洗浄を行い、細かい汚れやゴミ、古い油を除去します。
ムーブメントの部品を組み立て、注油します。注油する油の種類は、各部品の素材や動きに適したものが使われます。
ムーブメントを調整し、精度の検査を行います。時計の文字盤の向きを変えながら、「3時・6時・9時・文字盤上向き・文字盤下向き」の5つで実施します。
腕時計の表面を軽く研磨し、輝きを取り戻します。軽い表面ポリッシュ仕上げなので、深い傷やへこみは改善できません。
深く削るポリッシングを選択すると改善が期待できますが、腕時計のフォルムが変わるおそれがあるため、ヴァシュロン・コンスタンタンでは推奨していません。
ヴァシュロン・コンスタンタン独自の基準に沿って最終検査を実施します。問題がなければ、これでオーバーホールは完了です。
正規サービスセンターでのコンプリートサービスは2年間の保証が付きます。保証には、すべての工程と交換した部品が含まれます。
ここでは、コンプリートサービスの期間・料金について解説します。
現行モデルのコンプリートサービスの場合は、4~6週間要します。また、ヴィンテージモデルはスイス本社へ送るため、3~6ヵ月程要します。
実際には腕時計の状態を見てから期間が提示されますので、多少違う場合もあるでしょう。
コンプリートサービスの進捗状況を確認する際は、腕時計を登録した店舗や正規取扱店に問い合わせてください。
ヴァシュロン・コンスタンタンでは、全モデル完全見積もり制で、明確な料金は提示されていません。正規カスタマーサービスの基本料金が10万円程度からと設定されているので、それが目安になるでしょう。
ヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計を所持していて、売却を検討している方もいるでしょう。しかし、売るためにオーバーホールをするのは、必ずしも得策とは限りません。
例えば、ヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計をそのまま買い取りに出し、査定金額が100万円だったとします。また、同じ腕時計をオーバーホールした後に買い取りに出し、査定金額が103万円だったとしましょう。
2つのパターンを比較すると、オーバーホールによる査定金額の上昇分は3万円です。
しかしオーバーホールには10万円程度費用がかかるので、7万円の損失になってしまいます。
このようにオーバーホールで査定金額は上がると考えられますが、費用がかかるため損をする可能性が高いのです。
オーバーホールすべきかどうか悩んだときは、ぜひ「おたからや」へご相談ください。
高価買取が期待できるかどうかは、モデルによっても異なります。
ここでは、ヴァシュロン・コンスタンタンの人気モデルを2つ見てみましょう。
ヴァシュロン・コンスタンタンの代表的なモデルであるオーヴァーシーズは、1996年に登場しました。
スポーティーなデザインが特徴で、防水性と耐磁性に優れます。現行モデルは、ブレスレットやラバーベルト、革ベルトから自分好みに付け替えられます。
パトリモニーは、2004年に登場した比較的新しいモデルです。1957年に手がけていたドレスウォッチをベースにしており、クラシカルなデザインが特徴です。
ビジネスにも合わせやすいシンプルな見た目で、ムーブメントには最先端の技術が用いられており、その優れたバランスが人気を集めています。
オーヴァーシーズやパトリモニーなど、ヴァシュロン・コンスタンタンの査定や売却をお考えでしたら、ぜひおたからやをご利用ください。
おたからやは全国に約1,200店舗以上展開する買取専門店です。ヴァシュロン・コンスタンタンの高価買取実績が豊富で、最新相場を知り尽くしたプロ査定士が、愛用のお時計を適切に査定します。
またおたからやでは、どのような状態の時計でも高価買取致します。そのため、壊れていたりオーバーホールが必要そうな腕時計でも、まずはご相談ください。
ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーホールであるコンプリートサービスは、機械式時計は3~5年ごと、クォーツ式時計は6~7年ごとに行う事が推奨されています。
コンプリートサービスは、腕時計の状態を診断した後、分解・洗浄・組み立て・艶出し・最終検査といった流れで進められます。すべての工程が完了するまでに、現行モデルの場合でも最低1ヵ月程度はかかるでしょう。
腕時計を長く使い続けるために不可欠なオーバーホールですが、費用もかかるため売却するために行うのは得策とは言えません。
おたからやでは、どのような状態の時計でも査定や買取を行なっていますので、ヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計をお持ちの方は、ぜひご相談ください。