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2024.08.07
記念コイン(記念硬貨)とは、歴史に残る国家的な出来事やイベントなどを記念し、特別に発行される貨幣のことです。
日本では、天皇陛下の即位やオリンピック開催などを記念して、閣議決定を経て記念コインが発行されています。
また、イベントに関連する記念コインは、資金調達の目的で発行される場合もあります。
例えば、日本で初めて発行された記念コインである「東京オリンピック記念貨幣」は、収益で運営費をまかなうため、合計9,500万枚も発行されました。
記念コインは、通常の貨幣と同様に使用できます。ただし、通常の貨幣とは大きさや素材が異なるため、基本的には銀行窓口で引き換える必要があります。
これまで、世界各国でさまざまな記念コインが発行されてきました。しかし、そのすべてが中古市場で高額取引されているわけではありません。
ここでは、高価買取が期待できる記念コインを6つ紹介します。
天皇陛下御在位60年記念貨幣は、昭和天皇の在位60年を祝うため、昭和61年・62年に発行された記念コインです。
大きく分けて、以下の3種類があります。
このうち高価買取が期待できるのは、10万円金貨幣です。日本で10万円の記念コインが発行されたのはこれが初めてで、特に希少価値が高いといえます。
天皇陛下御在位60年記念の10万円金貨幣には、表面に鳩と水、裏面に菊花紋章が刻まれています。
天皇陛下御即位記念貨幣は、その名のとおり天皇陛下の即位を祝うため、平成2年および令和元年に発行された記念コインです。
平成2年には、10万円金貨幣と500円白銅貨幣、令和元年には、1万円金貨幣と500円バイカラー・クラッド貨幣が発行されました。
このうち高価買取が期待できるのは、平成2年発行の10万円金貨幣、または10万円金貨幣と500円白銅貨幣のセットです。
10万円金貨幣の表面には鳳凰と瑞雲、裏面には菊花紋章・桐・唐草が刻まれています。
長野オリンピック冬季競技大会記念貨幣は、長野オリンピックの開催を記念し、平成9・10年に発行された記念コインです。
大きく分けて、以下の3種類があります。
このうち高価買取が期待できるのは、1万円の金貨幣です。
なお、先述のとおり、昭和39年に発行された東京オリンピック記念貨幣は、日本初の記念コインです。しかし、長野オリンピック冬季競技大会記念貨幣とは異なり、基本的にプレミア価値は付かないため注意しましょう。
東日本大震災復興事業記念貨幣は、震災からの復興を願い、平成27年に発行された記念コインです。
大きく分けて、以下の2種類があります。
いずれの記念コインにも、復興や平和を連想させる、奇跡の一本松と鳩が刻まれています。
東日本大震災復興事業記念貨幣で高価買取が期待できるのは、1万円金貨幣です。特製ケース入りなら、さらに価格が上がりやすいでしょう。
ファーストレディ10ドル金貨は、海外製の記念コインで、「ファーストスパウズ金貨」とも呼ばれています。
歴代ファーストレディ(大統領夫人)の功績をたたえるため、2007年から発行されてきました。
発行枚数が少ないもの(希少価値が高いもの)や、人気のあるファーストレディのものは、高価買取が期待できるでしょう。
パルティア戦争勝利記念貨幣は、古代ローマ帝国が大国・パルティアとの戦争に勝利したことを祝うため、2世紀頃に発行された海外製の記念コインです。
貴金属としての価値だけでなく、考古学的価値も付随するため、1枚あたり100万円で取り引きされることもあります。
高価買取が期待できる記念コインの代表例として、今回は以下の6つを紹介しました。
<日本の記念コイン>
<海外の記念コイン>
このように、記念コインは歴史に残る出来事やイベントなどを記念し、発行されています。希少価値が高い記念コインなら、日本製・海外製問わず高値で取引されるでしょう。
さらに、パルティア戦争勝利記念貨幣のように、考古学的価値を見出されているものもあります。
記念コインの査定・買い取りは、貴金属の買取専門店「おたからや」にお任せください。